幼児向けカードゲームの知育効果とおすすめカードゲーム8選!
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カードゲームは手軽でリーズナブルなことから、日本や外国でも古くから親しまれています。カードに触れることや、勝つために考えることなど、手軽にのめりこめるもので、知育にも大きな効果があります。ここでは知育に役立つカードゲームをご紹介します。
目次
手頃で魅力のカードゲーム
カードゲームと言って思いつく代表格といえば、トランプやUNOでしょうか。
たくさんの知育玩具が日々生まれている現代は、このほかさまざまな知育効果を持つカードゲームがおもちゃ売り場や本屋さん、インターネットで売られています。
「カード」の名のとおり紙でできているものが多いため、数百円単位のお手ごろな値段から手に入り、家族で楽しめるのも魅力のひとつ。
お出かけの際にちょっとバッグに入れておくと、空いた時間にこどもをあやすのに使えるので、忙しいワーキングママにもおすすめです。
今回はカードゲームの持つさまざまな知育効果と、いま人気のカードゲーム8選をご紹介します。
めくって文字を読む、考える。カードゲームの知育効果とは?
カードゲームの知育として有効になるのが、指先を使うことです。
紙をめくるという行為は、赤ちゃんや幼児にとって難しいもので、夢中になれるゲームを通して何度も紙をめくることで指先の器用さが発達します。
また、神経衰弱など「同じ絵をさがす」きわめて簡単なものから、相手のカードや場のカードを記憶して推理するゲームまで、ルールを学び、守ることを学べるのも大きな知育効果といえます。
引くカードのめぐりあわせによっては、こどもが大人に勝てることも多いので、はじめは負けて悔しがっても、勝ったときの大きな達成感も味わわせることができます。
算数や国語、英語の基礎を養うカードゲームもたくさん
古くは「京大式カード記憶法」という勉強法があったくらい、カードという形状は記憶の整理に役立ち、学び方の基礎を身につけてくれるものです。
あとでご紹介する足し算の基礎を学べるカードゲームや、文字あわせのゲーム、英語の発音の基礎(フォニックス)を学べるゲームなど、それぞれの教科に役立つカードゲームがたくさん発売されています。
赤ちゃんから幼稚園前の頃には、シンプルで色鮮やかな絵あわせゲームを楽しんで、幼稚園や小学校にあがった頃には、それぞれの勉強を補うものとして、進度にあわせたカードゲームを使いこなすといいかもしれません。
今は遊んでくれなくても、無理をさせないことが大切
大人が「これはきっと知育にいい!」と思って与えたゲームをこどもがまったく遊んでくれない…これはがっかりするものです。
でも、もちろん無理は禁物。こどもは毎日進化しているので、今日はまったく受け付けないものも一ヶ月後には大好きになってくれたりします。
いろいろな種類を、比較的安く手に入れられるカードゲームこそ、いくつか並行して用意しておいて、興味の方向性を探ってみてはいかがでしょうか。
ゲームによる知育でいちばん大事なことはまず「大人がいっしょに面白がること」。家族みんなで遊べるコミュニケーションツールとして、うまく役立てましょう。
こんなに楽しい!ベストセラー&ロングセラーの知育「カードゲーム」8選
五味太郎さんの絵がかわいい&楽しい「みちのカード」
カードに描かれた管状のものをつないでいく、いわゆる「水道管ゲーム」系のカードゲームの中で、まず子どもが楽しめそうなものはこちら。
著名な絵本作家、五味太郎さんのカラフルではっきりした絵柄と、信号機や横断歩道、橋が描かれたカードは、小さなこどもにとってとても魅力的です。
まっすぐな道路と90度に曲がる道路、三叉路をつないでいく作業は、おとうさんでも夢中になってしまうシンプルな楽しさがあります。
競って遊ぶというよりは、面白いかたちの道路ができあがるのを家族みんなで楽しみたい、そんなカードゲームです。
じいじやばあばも一緒に楽しめる!「テディメモリー」
3歳くらいから遊べる…とありますが、1歳からでもじゅうぶん楽しめる、ドイツの老舗ゲームメーカー、ラベンスバーガー社のカードゲーム。
くまの形にカッティングされた、2枚1組のカード、12組が入っています。
要は神経衰弱なのですが、クッキーのように厚みのあるくま型のカードをテーブルや床に広げるだけで、小さなこどもでも面白いほど集中してくれます。
24枚のカードは、ちょっとした空き時間に遊ぶにもちょうどいいボリューム。脳トレとしておじいちゃんやおばあちゃんと遊んでもらってもいいですね。
1883年創業のドイツのラベンスバーガー社は、ヨーロッパ最大のゲームメーカーとして知られています。ボードゲーム、知育ゲーム、パズル、絵本など、紙の素材ひとつでも、丈夫で高品質なものにこだわっているので、長く遊べるのも魅力です。
単純なようで奥が深い、絵あわせの進化系「イチゴリラ」
神経衰弱系のカードゲームに慣れたらチャレンジさせたい、ちょっと変わったゲームがこちら。ヌケ感のある絵柄がとてもかわいい絵合わせゲームです。
普通の神経衰弱は、同じ絵のカードを2枚そろえるものですが、こちらは2枚~5枚、絵柄によってそろえる枚数が異なるのが特徴です。
5枚集めると得点もアップするのですが、意外に2枚や3枚集めればいい絵柄の場所だけを覚えて、細かくカードを集めていくほうが勝ちにつながることも。
どのカードを覚えていくか、戦略が必要になる点で、絵あわせから本格カードゲームへの橋渡しをしてくれます。
いちご、さんた、ごりら、など、こどもが口にしやすい言葉あそびになっているところにも注目。大人も夢中になる絵合わせとして、プレゼントにもおすすめです。
10までの足し算を覚える時期に最適「ぴっぐテン」(日本語版)
ドイツの有名なゲームメーカー、Zoch(ツォッホ)社のロングセラーカードゲーム。
外国の絵本のようなちょっとくせのある絵柄で描かれたぶたがかわいい、10までの足し算ができたら挑戦したいゲームです。
0から10までの数字が札に描かれていて、手持ちは3枚。自分の番が来たら1枚出して1枚引き、足して10になったら場のカードがもらえるというものです。
ルールは色々と変更できるので、初めはシンプルに足し算のみで、慣れたら引き算カードも活用して計算レベルを上げていくといいですね。
フランスでもアメリカでも人気の「ドブル」(日本語版)
神経衰弱からちょっと発展したい…という時期におすすめなのが、こちらの「ドブル」。
アメリカでは「Spot It! 」の名で有名ですが、はじめはフランスで発売されて大ヒットしました。。
カードは全部で55枚あって、一つのカードには8つの絵が描かれています。
8つの絵のうち、一つは他のカードにも描かれていて、絵の種類は50種類。
そして、すべてのカードには、他のカードと共通するマークがたったひとつだけ描かれています。
遊び方はさまざまに用意されていて、ルールも自分たちで考えだすことができます。
まずは、手札の中に共通するマークを探して場に出すという基本を学ばせること。そのスピードをあげていくことで、集中力やカードゲームの基本を身につけさせられます。
この「ドブル」=「spot it!」は種類も豊富で、「カーズ」や「アナと雪の女王」、ディズニープリンセスなどのキャラクターが描かれたバージョンもあります。
本家の「ドブル」でルールや遊び方に慣れたら、こうした派生バージョンを手に入れると、こどもも長く喜んでくれそう。アルファベットや短い英単語を使ったものもあるので、英語の初歩を鍛える時期にも活用できます。
Spot It! Alphabet- Frozen- Box(英語版)
エルサとアナに凹凸のついた缶がかわいい!アナと雪の女王が好きならおすすめの「ドブル」アナ雪バージョンです。
積み上げてタワーを作る楽しみ「キャプテン・リノ/Super Rhino!」(日本語版)
カラフルな木の知育玩具でも有名な、ドイツのおもちゃメーカーHABA社から発売されているカードゲーム。
分厚く丈夫な、シルバーのカードを立体的に積み上げて、タワーを作っていきます。
トランプをピラミッド型に組んでいくバランスゲームやジェンガのような楽しさと、相手を指示するカードを含めて計画的に手札を出していくウノのような戦略性も持ち合わせたゲームです。
「リノカード」が出ると、かわいいリノのフィギュアをタワーのてっぺんに登らせます。ぐらぐらするタワーに物を積み上げる緊張感、盛り上がりは、パーティにもぴったり。
6歳くらいから大人まで、長く楽しめるゲームです。
複雑なゲームに疲れたらあそびたいアート系「虹色のへび」(日本語版)
こちらは水道管ゲーム系、つながりを楽しむ絵合わせゲームですが、つなげて完成させるのは虹色のカラフルなへび。
幼児でも把握しやすい赤から紫までの虹色がそろい、色についての芸術的な感覚も身につくカードゲームです。
頭からしっぽまでつながり、一匹のへびが完成させたら得点になります。
手札の運がすべてなので、こどもでも親に勝つことができるのも魅力のひとつ。
へびが長くつながっていくほど、場もどんどん盛り上がります。
「これでへびが好きになった!」という声もあるそうで、生きものへの幅広い興味も育ててくれそうです。シンプルなルールなので、3歳くらいから楽しめます。
スマホアプリで外出先でも遊べる!「もじぴったん」
こちらは携帯用ゲーム機のソフトとして人気だったゲームが、知育ゲームとして大人気だったため、皆で遊べるカードゲームに生まれ変わったという「逆輸入」の形のめずらしいゲーム。
スマートフォン用無料アプリも開発されているので、家ではカードゲーム、外出先ではスマホで楽しむことができます。
ルールは説明不要、場にある文字に手札を足してことばを作っていくボキャブラリーゲーム。
辞書を使ってもOKのルールをつくれば、辞書を引く練習にもなりますね。
はっきりくっきりカードに描かれた50音の文字が、自分が持っている語彙を一生懸命に引き出す楽しさや、知らない言葉を知る楽しみを教えてくれます。
まとめ
いかがでしたか?色への興味を育てるもの、文字や計算への興味を育てるもの、実にさまざまな魅力を持つカードゲーム。
まずはおとうさんおかあさんが楽しめそうなものから選んでみてください。ちょっとしたすき間時間にこどもと遊べるゲームがあると、育児ももっと楽しくなりますよ。
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