マイセンのカップや今年のイヤーコレクションなど


マイセンは、ヨーロッパ最古の伝統を誇る高級磁器ブランドです。卒業旅行がドイツだったのにも関わらず、手が出なかったマイセン。アラフォーになった今、そろそろマイセンを愛用してもいい年齢になってきたのかもしれないと感じています。

スポンサードリンク

マイセンを食器棚に

マイセン

友人の家に遊びに行ったときにマイセンのカップでお茶がでてきたとき、「あ〜、この子と私はどこで差がついてしまったんだーっ!」と感じます。

白地磁器は、「茶渋がつきやすい」「割れたらどうしよう」という理由でなかなか高級なものにはなかなか手がでなかったけど、そろそろ食器棚にマイセンを揃えてもいい年齢なのかもしれないなと感じます。

休日の午後、ゆっくり丁寧に入れたお茶をマイセンのカップに入れて、「1週間がんばった自分」を自分で褒めてあげながら優雅にお茶の時間を楽しみたいですね。

マイセンの歴史

マイセンの歴史は、1709年、錬金術師ベッドガーがポーランドのアウグスト強王の命によって磁器製造を命じられ、欧州初の白地磁器の製造に成功したことからはじまります。

プロセイン戦争に敗れて大量の磁器が略奪されたり、マイセンがソ連(ロシア)に有限会社の一部として管理されるなど、様々な試練を経ました。

それらの歴史の中で、マイセンは高度な手作業を300年にもわたって続けてきたのです。地元産の良質のカオリンを多量に含む素地は、白磁そのものに高い質感と実用性を与えており、マイセン職人たちの熟練した手仕事による成形・絵付工程を経て生み出された製品は、その芸術性・品質において他の追随を許しません。

マイセンは、いつまでも私たちの憧れの磁器です。

マイセンの磁器の特徴

お茶を出していただいたときのカップがマイセンだったりすると、「割っちゃったらどうしよう」とちょっとだけ緊張します。それがペアになっていたらなおさらです。

マイセンが高価なのは理由があります。マイセンの特徴についてご紹介します。

カオリン含有量

マイセンは、カオリン含有率(65%)が世界一高いと言われています。カオリンは、磁器に必要なガラス質や鉱物の複合要素です。カオリンの含有率が高い程、精細度が高く、なめらかで硬い磁器が製造されます。

形状

マイセンの磁器は、その完成された形状が特徴だと言われています。約300年間の歴史の中で、「使いやすさ」が追求されています。

変色しない

マイセンの磁器に描かれた美しい手書きの絵は変色しません。釉薬によって守られているため、フォークなどで傷つけても染めに変化はありません。

マイセンの窯印

世界中の模倣品と区別するために、マイセンの磁器には、コバルトブルーの双剣の窯印が記されています。

マイセンの窯印は、シュヴェルトラーとよばれる窯印を描くことを専門とする絵付師によって一点一点手描きされ、釉薬によって守られます。

マイセン創設のきっかけとなったアウグスト強王の紋章である双剣の描き方は、歳月とともに微妙に変化しています。刃の交差する位置なども上下に移動し、さらに、星型や点、弓形などのマークが書き添えられたものもあります。

こうしたマイセンの窯印の変遷は、作品の制作年代決定の手段の一つとなっています。

マイセンのシリーズ

私の中では、マイセンといえば白地にブルーの絵柄が描かれたブルーオニオンシリーズのイメージが強いです。

同じ白いシリーズでも、表面のレリーフがいろいろあり、全くイメージが変わります。ここでは、マイセンの人気の高いシリーズを紹介します。

コスモポリタン

マイセンの新シリーズであるコスモポリタン(国際人)は、マイセン磁器生みの親、アウグスト強王のために作られた「金のコーヒーセット」からインスピレーションを得て誕生しました。

マイセンコスモポリタンは、一流ホテルで使用されているシルバーウェアを意識したデザインが特徴です。一見するとマイセンっぽくないですが、とても洗練されたデザインです。ホワイト、ゴールド、プラチナ、メッシュゴールド、メッシュプラチナがあります。

ブルーオニオン

マイセンといえば、真っ白な中に渋めのブルーで描かれたブルーオニオン(青いたまねぎ模様)が有名です。ブルーオニオンは、1739年にクレッチマーが中国写しの染付の技法を生かして完成させました。

それにしても、バラなどならわかるけど、玉ねぎって「なぜ?」と思いますよね。柘榴(ザクロ)を玉ネギと間違えたためというのが定説となっています。

マイセンでも初期には中国のお皿に写実的に描かれた柘榴が忠実に描かれていました。ところが、見慣れぬ果物であった柘榴は身近な玉ねぎに姿を変え、中国らしく竹や桃が配置されることになります。ちょっとおかしな組み合わせですが、シンプルながら可憐なデザインです。なんとなく愛着がわきそうですよね。

スワン ホワイト

マイセンの監督官、かつザクセンの財務大臣であったハインリッヒ・フォン・ブリュール伯爵の注文により創作された「スワンサーヴィスセット」は、18世紀のヨーロッパ磁器芸術の頂点と言われています。(現在は完全な形では遺されていません。)

「水」をテーマに、永遠の命の象徴とされる優雅なスワンが浮かび上がったとてもエレガントなデザインです。

イヤーコレクション

ヨーロッパでは、その年のイヤープレートを集めることがクリスマスの1つの楽しみとなっています。

マイセンのイヤープレートは、1910年から続いていますが、生産数が少ないうえに人気があり、後にプレミアがついて入手が困難になるものも多いです。

2010年版から始まったシリーズでは、アンドレアス・ヘルテンがデザインを担当し、54624という伝統的なフォームに「世界遺産」というテーマの様々なモチーフが描かれています。2015年はケルン大聖堂が描かれていました。

最近では、マイセンから各年の干支をモチーフにした干支プレートもでています。2016年の干支プレートは「フルートとラッパを吹くサルの親子」 。

毎年、1枚ずつ集めてみるのも楽しそうですよね。

スポンサードリンク